10分の0。3Pシュートに関するこのデータは、勲章である。日本バスケ史上最高のシューターと称され、3Pを多用する現在の日本代表の申し子である富永啓生。彼は3Pを10本も放ったが、1本も入らなかった。W杯の3試合目、オーストラリア戦でのことだ。しかも3Pの内訳をクォーター(Q)ごとに見ていくと、4本、2本、2本、2本。最終の第4Qまで、彼はブレずに打ち続けたことになる。特筆すべきは、彼の姿勢に対するチームメイトからの評価だ。インパクトのある”賛辞“が並ぶ。
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