[ワシントン 20日 ロイター] 米共和党の議会指導部は20日、バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長に書簡を送り、経済へのさらなる「介入」を控えるよう求めた。 連邦公開市場委員会(FOMC)による政策決定を控えて議会指導部がこのような書簡を送るのは異例のこと。 バーナンキ議長に書簡を送ったのは、上下両院の共和党幹部で構成するグループ。 同グループは、景気刺激や雇用拡大を目指したFRBの政策は効果がなかったと指摘、「FRBによる一連の量的緩和策が経済成長や失業率の低下に寄与したかどうかは明らかでない」と述べた。 共和党幹部のグループは、金利がすでに事実上ゼロ%にあり、失業率が依然として9%を上回っている中において、非伝統的な政策を続けることはリスクが大きすぎると指摘。 「われわれは、FRBによるさらなる介入が現在の問題をさらに悪化させ、あるいは米経済を一段と損なうことを心から懸念している」
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