高校の必修教科で、パソコンなど情報機器の使い方や情報社会について学ぶ「情報科」を担当する全国の教員のうち、他の教科を担当しない専任教員は2割にとどまることが、電気通信大の中山泰一准教授(情報工学)らの調査で分かった。地域によってばらつきがあり、100%専任の自治体もあれば、専任がいない県もあった。中山准教授は「情報科を重要視している自治体と、そうでない自治体の差がはっきり出た。専任が少ない自治体は早急に教員の適正配置を進めるべきだ」と話している。【伊澤拓也】 教員が普通免許状を持っていない教科を担当するには、都道府県教委が発行する「臨時免許状」(3年有効)を持つか、「免許外教科担任」(1年有効)の許可を受ける必要がある。専任である義務はなく、教員の配置は各都道府県教委に委ねられている。
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