学校法人奈良学園は12日、奈良産業大学(三郷町)を「奈良学園大学(仮称)」に改称し、平成26年4月に3学部4学科を新設すると発表した。定員は計約360人を予定し、文部科学省に今年5月末、学部設置認可を申請する。現在の2学部2学科は26年度以降の募集を停止する。 新設するのは、人間教育学部人間教育学科▽現代社会学部現代社会学科▽同学部人間社会学科▽保健医療学部看護学科。 現在のキャンパスは今後も使用し、保健医療学部は奈良市中登美ケ丘に校舎を新築する。 看護学科は、看護師コースと看護師・保健師コース、看護師・助産師コースを選択できる。 学長には、大阪大や京都大の教授を歴任した梶田叡一氏(71)=心理学、文学博士=が就任する予定。梶田氏は「平成30年をめどに、大学院や関連学部の開設も議論していきたい」としている。 奈良産業大は昭和59年、地元の就業人口増加などを目的に開設。多くの人材を輩出してき