授業にLINEを導入してみた 今年度から、私が担当している昭和女子大学の学部1年生向けの授業にLINEを導入した。授業用にLINEのグループを作成し、受講生全員にグループに入ってもらい、授業中に質問やコメントがあればLINEに書き込んでもらうのだ。 もちろん、手を挙げて質問をすることもできるし、それが本来のあるべき姿なのだが、手を挙げて質問をするという行為は多くの人にとって心理的抵抗が高い。一番重要なのは質問を出してもらうことなので、LINEだろうが何だろうが使えるものは使った方がよい。実際、これを始めてみると、質問すること自体のハードルも下がったようで、手を挙げての質問も出てくる。 教室にある二つのスクリーンのうち、一つには授業で使用しているパワーポイントのスライドを、もう一つはLINEのタイムラインを常時表示しておく。そうすれば、LINEで質問が上がると全員がすぐに分かる。ただし、教員
10代の子どもたちは、ネットで他人と知り合い、その相手と実際に会うことに抵抗がないと言ったら、驚かれるだろうか。しかしそれは事実だ。 ごく普通のどこにでもいる子どもたちが、自分が対面している危険の大きさを知らないまま、好奇心に導かれ、ネットで他人と知り合いになり、その相手と現実に顔を合わせている。 「あいつ、モバゲーで知り合った彼女と別れたんだって」 数年前、関東地方のある高校に取材で行ったとき、廊下である男子高校生が目の前を通っていった。それを見た生徒たちが、おしゃべりをやめて噂話を始めた。「あいつ、モバゲー(現Mobage)で知り合った彼女と別れたんだって」――。 ちょうどその場にいて、驚いた表情を浮かべた筆者に気付いて、生徒の1人が親切に教えてくれた。「あ、さっきのやつ、モバゲーで兵庫の女子高生と知り合って、付き合ってたんですよ。何回か会っていたみたいで。ちょっと前に別れて落ち込んで
LINEについて四家氏は、石原氏の「連絡のための必須手段」というキーワードを紹介する。「LINEの基本機能であるメッセージと電話を使いこなしているという印象。学校の連絡網としても使われており、LINEをやっていないことで自分だけ連絡もれするもあったというお母さんもいた」と石原氏は話す。 辰巳氏は「きめ細かいグルーピング」というキーワードを示し、「シニア女性が、娘と自分のグループ、娘の友人も含めたグループ、息子と嫁を含めたグループなどを使い分け、日常の生活のなかで駆使してきめ細かなグルーピングを使いこなしている」と説明する。 一方で、平田氏は「怖い」というキーワードを示す。 LINEの便利さやすばらしさも語られたが、一方でLINEに対する違和感が若年層とシニア層の両方から出てきている。子供にはスマートフォンを買い与えたくはないのに、部活動の連絡網のためにLINEに入るように同調圧力をかけられ
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