黄色いイクラ(左)。普通のサケは、海を回遊してエビやカニ、動物プランクトンを食べるので、赤いイクラができる=4日、北海道千歳市の千歳サケのふるさと館 北海道千歳市のサケのふるさと館がシロザケの淡水飼育と採卵に成功し、4日から同館で展示が始まった。オレンジ色とはほど遠い黄色いイクラも登場した。 本来は海を回遊しながら育つ魚で、淡水だけで成熟させるのは難しく、標津サーモン科学館(北海道標津町)が成功して以来、13年ぶりの快挙という。 成熟したとはいえ、淡水育ちで、えさはエビやカニの代わりに人工飼料のみ。イクラ特有の甘く濃厚な味わいが、薄くなっているかは食べていないのでわからない。