2016.08.18 「毎回当直日になると気が重い……」 「当直明け後も通常の勤務となっていて辛い」 「月10回以上当直でほとんど家に帰れない……」 多くの勤務医にとっての毎日の悩みの種、「当直」。 実は、医師が転職する際に最も多いのも「当直を減らしたい」という希望です。 今回は、「当直勤務がなぜ医師にとって負担になっているのか?」に焦点を当て、医師の方々が当直の負担を軽減するための方法を探ります。 全国の勤務医の1割以上は今夜も当直しているという現実 多くの勤務医が日常的に抱えている悩みの一つに、当直勤務があります。当直とは通常の診療時間外の夜間や休日に病院などで勤務することを指し、病院管理者は夜間帯に医師を当直させる義務があります(医療法第16条)。そのため、全国で勤務医が約20万人いる中、その1割を超える2万人以上の医師が毎晩当直している状況となっています。 医師が転職する際に最も多