ブロックチェーンやEthereumといえば分散型、非中央集権というイメージですが、最近ではProxyパターンというアーキテクチャを用いてスマートコントラクトをUpgradeable(更新可能)にした一見中央集権のように思えるプロジェクトが増えています。 バグ修正や機能追加のことを考えると、大きく複雑なプログラムになればなるほどUpgradeableであることの必要性は大きくなりますが、それに伴い非中央集権な実装からは離れてしまっているようにもみえます。 そこでDeFi(分散型金融)の代表格であるAave、Compound、Uniswapのそれぞれがどのようなアーキテクチャを採用してスマートコントラクトをUpgradeableにしているのか、そしてどう分散性とのバランスをとっているのかを調べ、果たしてUpgradeableなスマートコントラクトは分散化していると言えるのか考察してみようと思い