ろす 黒船が来たんぜよ。 黒船が来てみんなビックリしたんぜよ。 でも黒船は攻めてきたんじゃのうて、わしらの国と商売がしたいらしいんじゃ。 黒船は海を自由に行き来するがぜよ。 お金も商品も海を通って行き来するがぜよ。 海で繋がったあらゆる土地が客になる、これは儲かるぜよ。 だから黒船の国は強いんぜよ。 それにわしは驚いたんじゃが、黒船の国では木こりでも大統領になれるらしいぜよ。 農民出身だろうが商人出身だろうが、 黒船の国では平等に扱って貰えるらしいぜよ。 だから黒船の国は強いんぜよ。 この国ではなかなか考えられんかったことぜよ。 しかし黒船ばかりが儲かるのも面白くない話じゃのう。 わしばかりじゃのうて、わしらの国のお偉いさん方もそう思っとる。 じゃけんど聞こえてくる話は、 黒船に対抗するにはこれから幕府はどうあるべきか、 そんな話ばっかりじゃ。 黒船を研究するための組織や設備が大層な金を掛