少し古い年次の調査であるが、アジアバロメーター調査から、日本を含む東アジア各国で、国民生活のグローバル化がどの程度進んでいるかを示すデータを紹介しよう。ベトナムは普通は東アジアではなく東南アジアに分類されているが、中国文化・儒教文化の影響からは東アジアとの共通性が高いので他の東アジア諸国とともに掲載した。 「仕事で海外の組織や人と接触するか」などグローバル化を示す6項目に該当する者の比率とこれら6項目のいずれにも該当しない者の比率を示した図を掲げた。 該当しない者の比率で総合的にグローバリゼーションの程度をを進んでいない国民の順にあげると、中国、日本、韓国、香港、台湾、ベトナム、シンガポールとなる。 シンガポールはこれら7カ国の中で他を圧倒してグローバル化の進んだ国である。6項目すべてでシンガポールはグローバル化が最も進んでいる。 なお、シンガポールが食べのもの好みでも洋風化が最も進んでい