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ブックマーク / www.gentosha.jp (3)

  • 「ショートソング」に魅せられて|本屋の時間|辻山良雄

    いま、短歌にあたらしい波がきている。いや、短歌だけではなく、詩、俳句、川柳といった、短い形式の詩すべてが変革期にあると感じるが、特に短歌ではその傾向が顕著だ。自らの感情を、日記をつけるように歌にして、気軽に発表する人が増えている。それを読むのも、いわゆる〈愛好家〉とは違う、ふつうの人たちだ。 そうはいっても、短歌というものに普段接していない人にとってみれば、あまりピンとこない話かもしれない。参考までに手元にあった歌集から、いま作られている歌をいくつか紹介してみよう。 春だねと言えば名前を呼ばれたと思った犬が近寄ってくる 服部真里子 ファミレスを出たら漫画のような夜 漫画のようにファミレスの光 岡野大嗣 春のパンまつりのシールがキッチンの片隅で二度目の春を知る 島楓果 いずれの歌も、まずはその光景があざやかに広がり、その後その場の空気、そこに流れた時間があとに続く。そしてもう一度、今度は意味

    「ショートソング」に魅せられて|本屋の時間|辻山良雄
  • フリークラスからの「復活宣言」――50歳を迎える森内九段の覚悟と挑戦|朝日新聞記者の将棋の日々|村瀬信也

    朝日新聞記者 村瀬信也『将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 藤井聡太、渡辺明、豊島将之、羽生善治…… トップ棋士21名の知られざる真の姿を徹底取材! ! 史上最年少で四冠となった藤井聡太をはじめとする棋士たちは、なぜ命を削りながらもなお戦い続けるのか――。 「幻冬舎plus」の人気連載『朝日新聞記者の将棋の日々』に大幅加筆をし、書き下ろしを加えてついに書籍化。 藤井聡太の登場から激動の5年間、数多くの戦いを最も間近で見てきた将棋記者・村瀬信也が、棋士たちの胸に秘める闘志や信念に迫ったノンフィクション。 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット

    フリークラスからの「復活宣言」――50歳を迎える森内九段の覚悟と挑戦|朝日新聞記者の将棋の日々|村瀬信也
    mkzk
    mkzk 2020/07/28
  • 猫を撫でて一日終わる|猫を撫でて一日終わる|pha

    いつの間にか眠ってしまっていたようだ。窓の外はもう暗くなっている。 僕が目を覚ましたのに気づいたが、ニャ、と短く鳴いて、こちらに近づいてきた。僕はふとんを押しのけてが入ってこれるスペースを作ってやった。はそこにやってきて、ゴロン、と横になる。どうしたんだ。撫でてほしいのか? 首筋を優しく撫でてやると、はゴロゴロと喉を鳴らし始めた。よしよし。今日もかわいいな。 ふと思いついて、ゴロゴロと鳴り続けているの喉に指を回してみた。ふさふさした毛に覆われていて温かいけれど、その中には固い骨や気管が通っているのがわかる。その骨や気管のゴリッとした感触が、昔のある体験を思い出させた。 それは大学の学園祭のときの記憶だ。友達と一緒にぶらぶらといろんなサークルの出店を見て回っていると、キャンパスの片隅で農業系のサークルが変わった出し物をしているのを見つけた。それは、鶏を解体して調理してべる、という

    猫を撫でて一日終わる|猫を撫でて一日終わる|pha
    mkzk
    mkzk 2019/05/31
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