バングラデシュ・ダッカで、サウジアラビアの雇用主から暴力や性的虐待などを受けるバングラデシュ人女性労働者の待遇に抗議する活動家ら(2019年11月1日撮影)。(c)MUNIR UZ ZAMAN / AFP 【11月4日 AFP】サウジアラビアで働くバングラデシュ人女性が、雇い主から「無慈悲な性的虐待」を受けていると涙ながらに告発する動画がフェイスブック(Facebook)上で拡散し、貧しいアジア系出稼ぎ労働者の搾取が改めて問題視されている。バングラデシュ政府は3日、被害を訴えた女性を「できるだけ速やかに」帰国させるよう、労働者の海外派遣をあっせんする国営業者に求めた。 動画の中でスミ・アクテル(Sumi Akter)さん(25)は、「私は長く生きられないと思う。助けてください。彼らは私を鍵付きの部屋に15日間も閉じ込め、食べ物もほとんど与えてくれませんでした。熱した油で両手にやけどを負わさ