意識をしている方は少ないと思いますが、日本の証券会社に口座を開設して取引をすることができるのは日本に居住している方だけです。海外への移住はもちろんですが、長期の海外赴任、転勤などで日本を離れる場合、国内の証券会社で継続的に取引をすることはできません。 原則として常任代理人の設置か、保有する有価証券を売却するなどして口座を閉鎖する必要があります。今回は海外に長期間行くことになってしまった人が国内の証券口座をどうしたらいいのか?ということをまとめていきます。 なぜ口座を閉鎖しなければならないの? 日本の証券会社は日本の証券取引法などの法令に準拠して営業をしています。 一方で、海外に移住、赴任、転勤したような方が海外からネット証券などを通じて株取引等の注文を出す場合、海外現地の法律が適用されてしまいます。 証券会社はその海外の監督官庁等からの証券業務を行う許可を取っていません。 そのため、いくら