昔の本や若いころ読んだことのある本をもう一回読むことが多い1年だった。 去年は若いころ理解できなかった文章がわかるようになったり、若い頃よくわかんなかった文章が読めるようになっていたのがうれしかった。 ・松下竜一『暗闇の思想を』 1973年、大分の火力発電所建設を阻止した住民運動のルポ。 松下は火力発電所反対運動のリーダーもしていた。 松下竜一の本は2011年の福島の原発事故のときにちょっと話題になって、その時から読んでみたかった。 被支配者のくせに支配者のようにものを考えていたら、すぐに支配者にそれを利用されるというようなことが書いていて、今は生活感情で反対をしたらすぐ「対案を示せ」と言われるけど、政策を考えるのは政治家の仕事だって言ってたのがよかった。 政治に対していろいろ言うのは、かしこぶらずにやればいいのかとわかって非常に感銘を受けた。 まだ3冊くらいしか読んだことないけど、今ほと