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  • ベートーヴェンのコンサート・デビュー!『ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

    クリムト『旧ブルク劇場の観客席』 〈お知らせ〉いつも当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。曲目から紹介記事にリンクする「紹介楽曲一覧」をメニューに作りましたので、ご利用いただけますと幸いです。 ボンの宮廷がなくなった‼ ボンに宮廷を置くケルン選帝侯(大司教)の給費留学生として、ウィーンでハイドンのもとに弟子入りした若きベートーヴェン。 前回まで見てきましたように、ハイドンはじめ、他の先生のところにも出入りしながら、順調に作曲技法を磨きました。 一方、ベートーヴェンのピアノ演奏はウィーンの音楽好きたちを驚かせ、ライバルの嫌がらせや、その前衛ぶりを嫌悪する保守的な批評家の論調もものともせず、人気は日増しに高まっていました。 しかし、そもそもこの留学の目的は何だったでしょう? 雇い主の選帝侯マクシミリアン・フランツは大のモーツァルトファンで、彼を宮廷楽長に招く考えもあったと言われていま

    ベートーヴェンのコンサート・デビュー!『ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/01/29
  • モーツァルトとの一瞬の出会い。ベートーヴェン『3つのピアノ四重奏曲』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

    姉のマリー・アントワネットと夫のルイ16世を訪ねたケルン選帝侯マクシミリアン・フランツ(左) 新しい主君はマリー・アントワネットの弟 ベートーヴェンが12歳(触れ込みは11歳)のとき、1783年に『選帝侯ソナタ』を作曲、献呈したケルン選帝侯マキシミリアン・フリードリヒ大司教は、その翌年、1784年に逝去します。 ケルン大司教は聖職者ですから世襲ではなく、後任は形式的にはローマ教皇によって選ばれます。 中世にはこのような領主、君主でもある聖職者の叙任権をめぐって教皇と皇帝が争い、「カノッサの屈辱」などの事件で有名ですが、この時代には実質は皇帝とドイツ有力領邦君主たちの合議で決まっていたと考えられます。 そんなわけで、この度の後任は現皇帝家であるハプスブルク家から選ばれました。 前皇帝フランツ1世と、オーストリア女帝(正式には皇后・女大公)マリア・テレジアの末息子(第16子)にして、現皇帝ヨー

    モーツァルトとの一瞬の出会い。ベートーヴェン『3つのピアノ四重奏曲』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/10/28
  • 天才少年が作った前衛作品と、最大の師ネーフェ。ベートーヴェン『選帝侯ソナタ』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

    クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェ(1748-1798) 学校の勉強はできなくても ベートーヴェン少年は、学校の勉強は苦手だったようです。 公立の小学校に入学したものの、当時の同級生からは、怠け者だったという証言があります。 大人になってからも、ベートーヴェンは計算が苦手だったとか、文章にも誤りが多いとか言われ、幼い頃サボっていたからだ、といわれていますが、学校の成績は将来の成功とは必ずしも因果関係はありません。 中学・高校にあたるギムナジウムには進学しませんでしたが、大人になってからのベートーヴェンは読書家で、インド哲学にまで興味を示していますから、知的好奇心旺盛で高い教養を身につけています。 要するにベートーヴェンは、嫌いなことは一切やらず、好きなことには没頭するタイプだったのです。 没頭したのはオルガン、クラヴィーアといった鍵盤楽器の演奏で、教会や修道院に行っては修道士に教えを乞

    天才少年が作った前衛作品と、最大の師ネーフェ。ベートーヴェン『選帝侯ソナタ』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/10/20
    勇気出た~!✨よ~し私も好きな事をとことんやるぞ~\(^o^)/我が道をいくぞ~!ベートーヴェンのように!!!✨
  • 可憐というより激情の乙女。ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

    〝ギリシャの乙女たち〟(パルテノン神殿のカリアティード) 巨人にはさまれたギリシャの乙女 〝のだめカンタービレ〟の再放送に引かれ、ベートーヴェンの時計をどんどん進めて1812年のシンフォニー第8番まで行ってしまいましたが、時を1806年に戻したいと思います。 ダイム伯爵未亡人ヨゼフィーネとの熱烈な恋愛中、ピアノ・コンチェルト第4番やヴァイオリン・コンチェルトなど、あま~い傑作をたくさん創っていた頃です。 そんなロマンティックな気分のなか生まれたシンフォニーが、第4番 変ロ長調 作品60です。 ベートーヴェンの9曲のシンフォニーは、重厚な〝奇数曲〟と軽快な〝偶数曲〟に分けられ、偶数は前回の第8番のようにちょっと軽く見られがちで、この第4番もその代表のようなものです。 シューマンがこの曲を『北国のふたりの巨人に挟まれた清楚可憐なギリシャの乙女』と評したのはあまりに有名で、この曲には〝乙女〟とい

    可憐というより激情の乙女。ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/09/29
  • 美しい夏の一日の物語。ベートーヴェン:交響曲 第6番『田園』より第3~5楽章 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

    クロード・ロラン『渡渉』(1644年) ベートーヴェンが目指したもの ベートーヴェンの交響曲 第6番 ヘ長調『田園』作品68、今回は最後の第3楽章から第5楽章までを聴きます。 この最後の3つの楽章は、途切れることなく、連続して演奏される「アタッカ」という手法で、ひとつの物語となっています。 バロック時代にオペラの序曲として誕生し、古典期にはコンサートのはじまりの〝ガヤ鎮め〟として発展した、器楽だけで演奏されるシンフォニーは、ハイドンによってコンサートの主役になり得るジャンルに高められました。 俳句の五七五のように洗練された形式は、抽象的、絶対的な芸術表現の受け皿として整えられ、ベートーヴェンはその基礎のもとにさらなる深化と可能性の追求に突き進んでいました。 この曲でベートーヴェンが試したのは、テーマをもったストーリー性をシンフォニーに持ち込むという、一見逆行しているかのような試みです。 そ

    美しい夏の一日の物語。ベートーヴェン:交響曲 第6番『田園』より第3~5楽章 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/07/20
    以前テレビで広瀬香美がベートーヴェンの曲についてダメ出しをしていたのを思い出しました(*^^*)あのベートーヴェンにダメ出しをするなんて!と驚愕しました(笑)
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