毎月第三日曜日にエルセリートの日系食料品「八百屋さん」の前で開かれる日本の古本市に行った。 ここイーストベイに住む日本人や日本からの留学生が寄付した本を売っているのだが、とにかく落合信彦の本が多いので笑う。 ただ、どれも70〜80年代までの本だ。 十年以上前、日本からアメリカに来る人たちの間でノビーの影響力がいかに強かったのかがわかる。 さて、今回見つけたのは、1970年9月発行の三島由紀夫対談集『尚武のこころ』(定価400円)。 これは今は文庫か何かで読めるのかな? 版元は日本教文社。ここは「生長の家」(国粋主義的な宗教団体)の出版社。 対談相手は、小汀利得(日本経済新聞社社長で国家公安委員。ビートルズに武道館を使わせてたまるかと発言したのがいちばん有名か)、中山正敏(日本空手協会主席師範。大山館長の宿敵)、鶴田浩二、高橋和巳、石原慎太郎、林房雄、堤清二(セゾングループ会長)、野坂昭如、