またまた、たいへん長いブランクを空けてしまったことをお詫びします。今回は最近読んで大きな啓発を受けた本の感想文です。 「単一民族神話の起源」 を読んで 「・・・戦前の日本では、大和民族は雑種民族であって、複合民族だと誰でも言っていたんです。あの日本主義を唱道していた真最中にもそういう風に考えていたんです。ところが、戦後になって奇妙きてれつにも、進歩的な文化人をはじめとして、日本は単一民族だと言いはじめたんです・・・」 (政治学者神島二郎が昭和 57 年に行った講演の中から) 最近 「単一民族神話の起源」 (新曜社刊)という本を読んだ。著者は慶応大学の小熊英二助教授、サントリー学芸賞を受賞した本書の 7 年後、平成 14 年に戦後知識人と呼ばれる人々の言説を取り上げながら、その時代背景、国民の心情を分析した書 「民主と愛国」 (注1) を刊行して大仏次郎論壇賞、毎日出版文化賞などを受賞した人
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