(CNN) 米映画監督ウッディ・アレンさんが、アパレル大手アメリカンアパレルに写真を無断利用されたと訴えていた裁判で、アメリカンアパレル側がアレンさんに500万ドル(約4億8000万円)を払う内容の和解が18日に成立した。 アレンさんは2008年3月、1000万ドルの損害賠償を求めてニューヨークの裁判所に同社を提訴。1977年の映画「アニー・ホール」の中でユダヤ人の服装をしたアレンさんの写真が、アメリカンアパレルの屋外広告やインターネット広告に無断で使われたと訴えていた。 和解を受けてアレンさんは、これで有名人の写真の無断利用に歯止めがかかることを望むとコメントした。 アメリカンアパレルのダブ・チャーニー最高経営責任者(CEO)は英ガーディアン紙に談話を発表し、同社が契約している保険会社の判断で和解を決めたと説明。「個人的にはわが社が有利だったと思っている」と述べている。