2004年の日本ダービーを優勝したキングカメハメハ。馬上は安藤騎手。馬を引く金子真人さん(左から2人目) 2004年の日本ダービーなど中央競馬のGIを2勝し、種牡馬(しゅぼば)としてもGI6勝のロードカナロアなど多くの活躍馬を出したキングカメハメハ(18歳)が9日夜、北海道安平町の牧場「社台スタリオンステーション」で死んだ。同牧場によると、同馬は免疫機能低下のため種牡馬を引退して療養していたが、9日夕に体調が急変し、午後11時頃に馬房で息を引き取った。馬主は先月30日に死んだディープインパクトと同じ金子真人さん。 キングカメハメハは03年11月にデビューし、04年5月のNHKマイルCでGI初優勝。その3週後にダービーを2分23秒3のレコード(当時)で制した。3歳牡馬はクラシック第1弾の皐月(さつき)賞(芝2000メートル)からダービーに向かうのが主流だが、スピードが必要な1600メートルと