国際オリンピック委員会(IOC)は29日、第8代会長で、肥大化した五輪のスリム化に取り組み、IOC委員の汚職撲滅に尽くしたジャック・ロゲさんが亡くなったと発表した。79歳だった。 ロゲさんはベルギー…

2021年4月、自殺幇助を合法化する法案がフランス議会で審議されたことを受け、公の場ではめったに発言しないフランス人著名作家のミシェル・ウエルベックが口を開いた。結果的に議決にはいたらず審議期限を迎えたこの「安楽死法案」だが、ウエルベックは仏「フィガロ」紙に寄稿し、激しい反対意見を述べている。 命題その1:誰も死にたくはない 多くの人は、生命が完全に失われてしまうよりは、弱っていてもあった方が良いと思うものです。ちょっとした楽しみくらいは残っていますから。生命というものは、いずれにしても「弱っていく過程」と言えるのかもしれません。それに、ちょっとした楽しみ以外の楽しみなど、そもそもあるでしょうか(これは掘り下げて考えてみるべき問題でしょう)。 命題その2:誰も苦しみたくはない これは肉体的な苦しみの話です。精神的な苦しみには魅力があり、美的な素材にもなり得ます。こうした苦しみを奪おうという
終戦から76年となった今年、広島原爆による「黒い雨」訴訟の原告勝訴が7月に確定した。被爆者の救済が拡大される一方、他の空襲被害に遭った民間人について、国は「解決済み」との立場を変えていない。補償に向けた法案提出も見送られるなか、過酷な時代を生きた人々が宿した「それぞれの戦争を終わらせたい」との強い思い。心身の傷を癒やし、追悼への願いを実現させるための取り組みが今後も続く。「今度こそ、と期待を持
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