気鋭の哲学者として注目を集める千葉雅也さん。2017年刊行の『勉強の哲学 来たるべきバカのために』(文藝春秋)は“東大・京大で一番読まれている本” (*)になるなど、4万5000部を超えるヒットになった。 ツイッターで筋トレ関連のポストも多い千葉さんは、同書でも勉強と筋トレの共通性に触れている。昨今広がる自己啓発としての筋トレブームについてはどう見ているのか。千葉さんに話を聞いた。 *17年4月に東京大生協本郷書籍部・人文書部門および京都大生協・一般書部門で1位、5、6月に東大生協駒場書籍部で1位を記録 ■あわせて読みたい ・『筋肉体操』で話題 小林航太「自信がないから筋トレしてた」 ・羽田圭介「筋トレより大事なことがある」ビルダー以外の過剰な筋トレは不毛と結論 ・「筋トレは脳を賢くする可能性がある」石井直方・東大教授の筋トレ談義 ・自己啓発系の筋トレ本がヒット 筋トレは果たして“万能”な