NTT,KDDI,ソフトバンクの2007年度連結決算が出そろった。固定通信事業の低迷に苦しむNTTグループと,携帯電話事業の好調で快進撃を続けるKDDIとソフトバンク──この対照的な状況は昨年から変わっていない(表1)。 NTTグループは売上高が前年度比0.7%減の10兆6809億円,営業利益が同17.8%増の1兆3046億円の減収増益だった。増益となったのは4期ぶりのこと。厚生年金基金の代行返上による特別利益の要因が大きいが,この特殊要素を差し引いても377億円の増益だった。 これに対してKDDIは売上高が同7.8%増の3兆5963億円,営業利益が同16.2%増の4005億円で5期連続の増収増益だった。ソフトバンクも売上高が同9.1%増の2兆7762億円,営業利益が同19.6%増の3243億円で3期連続の増収増益。両社とも過去最高を更新し続けている。その好調を支えているのは携帯電話事業で
ソフトバンクモバイル 富田氏 ソフトバンクモバイルが3月の純増シェア1位を獲得し、11カ月連続の純増トップとなった。5月9日に発表される携帯電話契約者数で、12カ月連続トップが達成されるか注目されるところだ。着実にシェアを拡大するソフトバンクモバイルの営業最前線で陣頭指揮を振るう同社・富田克一副社長に、2007年度の営業戦略と、2008年度の施策について話を聞いた。 ――純増シェア首位獲得が11カ月連続となりましたね。 富田氏 11カ月連続純増シェア首位のなかで、とくに価値があるのが、今年3月に首位になったことです。3月というのは年間の約2割の契約が集中する月で、昨年はこの最大の商戦である3月に大負けをしていました。これでは、いくら年間純増数ナンバーワンだといっても説得力に欠けます。ところが、今年3月はソフトバンクモバイルとして初めて純増トップシェアを獲得しました。最大の商戦期を制して、初
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