市場規模約27兆円、世帯加入率90%。超成熟産業の生命保険市場に今春、新たな事業者が2社参入を果たした。 新規参入組の武器はインターネット。かつて「GNP(義理・人情・プレゼント)」と呼ばれた感情に訴える営業とは決別、保険の選択から審査、契約までをすべてパソコン画面で済ませることができる。 「参入の機は熟した」 これまで、保険会社の商品を比較できるサイトは存在したが、契約まで可能なものはなかった。 新たに誕生したのは、SBIアクサ生命保険とライフネット生命保険の2社。いずれも、既存の国内生命保険会社系列以外の異業種からの参入だ。 「ネット生保参入の機が熟した」と語るのは、SBIアクサ生命の木村真輔社長。同社は総合金融グループのSBIホールディングス(HD)と仏大手生保アクサが合弁で設立。4月7日、ネット生保第1号としてサービス開始。定期保険と医療保険の2種類を用意した。 ネット生保最大の魅
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