ポニョは千と千尋の神隠しの304億円を超えるのか? メガヒット商品を生む“ランキング&リコメンド文化” 2008年8月7日 木曜日 藤田康人 私の大好きな宮崎駿監督の4年ぶりの新作“崖の上のポニョ”が、いよいよ公開されました。 もちろん私も期待に胸を膨らませて、初日に劇場に足を運びました。今回の作品は批評家とメディアの間で公開前から賛否両論がありました。 公開前の賛否両論 最近の宮崎アニメでは、CG(コンンピューターグラフィックス)を駆使した“動く画”のダイナミズムが最大の特徴です。また、“もののけ姫”をはじめとして宮崎駿監督の作品は、監督自身の哲学的思想とも言える社会に対する強いメッセージ性が盛り込まれ、時として非常に難解なストーリーになっています。 しかし、この作品では、動くものすべてを(CGでなく)手書きで描いた素朴な雰囲気の童話的作品になっていて、“ポニョ”が宗教色を排除した和風人