09年度予算で当初46兆円を見込んでいた税収が、企業業績の悪化で、40兆円割れもあり得るとの見方も出ている。そうなれば、歳入は6兆円減となる。 立党以来、マクロ経済政策を無視し続けてきた民主党も、マイナス成長になると税収が落ちて予算が組めなくなるという、経済・財政一体の視点の重要性をようやく理解できたのではないかと思う。 国債大量増発―公約違反となるかどうかが問われている。特別会計を入れた200兆円の総予算のうちの1割の20兆円は無駄がある、という主張にそって、愚直に財源を出していただかなければならない。補正予算の見直しの中で、新政権の各閣僚は、どれも政策には重要性がある、これ以上の削減はできない、ということを言い始めたようだ。民主党は20兆円は無駄があるといって国民の信任を得たのだから、是非、200兆円の総予算のうち20兆円の無駄を掘り起こしていただきたい。 鳩山首相は赤字国債発行せず、