デジタル化の波の中で、出版業界ではコンテンツのディストリビューションと顧客維持機能を果たしていた取次や書店が弱体化。デジタル領域で独自に読者データの保有し、流通・広告配信の最適化に取り組むことが急務だ。 スマホシフトがかつてないスピードで進む中、コンテンツのデリバリーや広告ビジネスのあり方はどう変わるのか、講談社 第一事業局 局次長の長崎 亘宏 氏に聞いた。同社は2016年3月に『クーリエ・ジャポン』を完全デジタル化し、有料定期購読モデルに移行した。 デジタル化の波のなかで、出版業界ではコンテンツのディストリビューションと顧客維持機能を果たしていた取次や書店が弱体化している。創業107年の老舗講談社もデジタル領域のビジネスを立ち上げることが急務になっている。 同社は2016年3月に『クーリエ・ジャポン』を完全デジタル化し、有料定期購読モデルに移行。JIAA(日本インタラクティブ広告協会)ネ