電気通信事業者協会(TCA)は2014年4月7日、今後は契約数の月次公表をやめ、各社による四半期ごとの公表に切り替えると発表した。理由は、「携帯電話の市場が成長期から成熟期に移行したことで一定の役割を終えた」(TCA)ため。 月次公表の中止については、ソフトバンクモバイルの提案で2012年にも検討したことがあった。だが、NTTドコモとKDDIが反対。結局、ソフトバンクモバイルも大手3社で唯一公表しないことによるイメージ低下を避けるため、公表を続けた経緯がある。 ソフトバンクモバイルは今回、NTTドコモとKDDIの意向に関係なく、月次の公表を中止すると一方的に通達したという。最近は携帯大手3社による行き過ぎたキャッシュバック競争が問題視されている。月次公表を続けて競争をあおっているとの見方が浮上すれば、今度はNTTドコモとKDDIがイメージ低下の影響を受けかねない。NTTドコモに続き、KDD