福島県は、2月までに県民に実施したホールボディーカウンター(WBC)による内部被曝(ひばく)検査の結果をまとめた。 昨年6月27日から今年2月29日まで、警戒区域や計画的避難区域の市町村の4~9歳と10歳代を中心に2万2717人を検査。 体内に取り込んだ放射性物質により、成人の場合は50年間、子供は70歳までに被曝する累積線量を推計した。 その結果、99%にあたる2万2691人が1ミリ・シーベルト未満だった。 1ミリ・シーベルトは浪江町や大熊町などの住民14人、2ミリ・シーベルトは浪江町や楢葉町などの住民10人だった。 最高は3ミリ・シーベルトで、双葉町の2人。県地域医療課は、「全員、健康に影響が及ぶ数値ではない」としている。