To read the English translation, click here. 編集部から(第2回より) 親愛なるジャック この間のあなたのお手紙は、高井潤さんの撮影したあなたの写真が添えてブログに掲載されましたね。 オルマニーのあなたと同じように、高井さんも末続の暮らしの写真を撮り続けています。どこにでもある、けれど、だからこそかけがえのない、その場所の暮らしと、人々の表情です。高井さんが撮った写真を見て、末続のお年寄り達は、オルマニーのお年寄り達とまったく同じように喜びました。口を揃えて、「あの時」のいい写真ができた、と晴れやかな顔で言うのです。「あの時」、つまり、葬儀の時に飾るよい写真ができた、と。日本では、墓地には写真を飾りませんが、葬儀の祭壇に故人の写真を飾ることは一般的に行われます。以前、あなたは、晴れ着を身にまとってポートレートを映してもらいに来たオルマニーのお年寄