犯罪を誘発するなど、世界的に問題化している「偽ニュース」。トランプ米大統領が自分に批判的な報道に「偽」のレッテルを貼り、ますます耳目を集めている。サイバー戦の一環として、ネット上で偽ニュースや中傷を拡散するロシアの「トロール部隊」で働いた元従業員たちがニュース偽造の実態を語った。 サンクトペテルブルク中心部から少し離れた所に、入り口に「ビジネスセンター」とだけ書かれた四階建てのビルがある。米情報当局は今年一月、ビルに拠点を置くとされる「インターネット・リサーチ・エージェンシー」が、昨年の米大統領選で民主党のクリントン候補を中傷するトロール活動を行ったと認定。プーチン大統領に近い情報機関関係者が資金源になっていると指摘した。 ジャーナリストのリュドミラ・サブチュクさん(35)は二年前、実態を告発するため、従業員として二カ月間働いた。朝九時からと夜九時からの昼夜二交代制で、二十四時間体制で数百
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