オミクロン株の流行で再び感染が急拡大している新型コロナウイルス。 発生する患者すべてに関与し、疫学調査や健康観察を行う、“命を守る砦”が保健所です。 しかし、これまでのやり方では限界を迎えると保健所のトップは危機感を募らせています。 大阪府の豊中市保健所・松岡太郎所長に、これからの保健所とコロナの関係はどうあるべきか聞きました。 ■濃厚接触者の待機期間を14日→10日程度に 国の専門家会合が政府に提言へ 新型コロナ対応を厚生労働省に助言する専門家会合のメンバーは13日、「感染が拡大している地域では濃厚接触者の待機期間を10日程度に短縮できる」と提言する方針を示しました。 従来株の潜伏期間が5~6日とされているのに対して、オミクロン株は2~3日とされていることを受けての対応です。 松岡所長はこの対応を歓迎し、さらに踏み込んだ提言をしています。 ■「抑え込みはもはやできない」 疫学調査の見直し
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