女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。 今回は5年前に離婚した元夫にパラサイトされ、貧困状態になっている門真幸子さん(仮名・38歳)からお話を伺いました。銀座に事務所があるコンサルティング会社の契約社員として働いており、月収は18万円。現在の借金はクレジットカードの残債を含めて30万円。埼玉県大宮市の家賃6万円の実家近くのアパートに住んでいます。 「都内の短大を出てから、ある高校の職員になったのですが、生徒や先生からムリヤリ迫られたり、上司からセクハラされたりして、1年で退社。その後、旅行代理店、料理教室運営会社など転々として、今の会社の契約社員となって10年間働いています。仕事の内容は社員のスケジュールや進行管理、請求書の発行など多岐にわたる雑用です。うちの会社