今回は、大人のADHD(注意欠陥・多動性障害)の人間関係についてです。大人のADHDは、友人や恋人、職場の同僚、雇い主とうまくやっていくことが難しく、離婚率が高いことが知られています。(Weiss & Hechtman, 1993)、また、人間関係について、次のような経験をし、悩んでいることが多いです。 □恋人や家族の誕生日などの記念日を忘れ、大事な話を覚えておらず、相手から責められた。 □懇親会の参加申し込みや書類の提出など締め切りを何度も守れず、周りに迷惑をかけ、あきれられた。 □よく「天然」だと言われる。 □自分の話ばかりして、あとから「そういえば、相手の話を全然聞いてなかった」と後悔する。 □知人は多いが、悩みを相談できるような親友と呼べる人はいない。 □恋人や配偶者とは別の人と、一夜限りの関係をもってしまった。 □いけないと頭でわかっていても、その場の雰囲気で異性と一線を越えてし
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