――いま積極的に出店をする理由は。 2012年度に960店、私が社長になった13年度には1355店を開いた。いずれも過去最大の数だ。今14年度は当初1600出店を掲げてスタートした。 なぜこんなことをしているかというと、コンビニビジネスは成長産業という位置づけだから。消費意欲が旺盛になる40代半ばに団塊ジュニアが差し掛かるので、15、16年くらいまでは景気も底堅い。さらに単身世帯、2人世帯が増えてくる。コンビニを使い慣れている団塊世代も、シニアとしてまたコンビニを使っていただけるチャンスだ。だから市場は伸びると思っている。 ただ12、13年度に開いた店の売り上げの伸びが想定していたよりも弱い。今年4月の消費増税が思ったよりも景気の足かせになっている。そこで今年度の出店は1600から1300に見直した。出店スピードを遅くしたというよりも、品質のいい店を開くため。われわれの出店基準に合ったお店