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ブックマーク / plaza.rakuten.co.jp/hirakawadesu (6)

  • エルサレム賞スピーチ、再び。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2009.03.22 エルサレム賞スピーチ、再び。 (6) カテゴリ:ヒラカワの日常 いま書いているの校正が、ほぼ終了した。 いくつかのトピックは、全面的に書き換えたり、 あるいは、まったく別のものと入れ替えたりした。 一冊の図書においては、<流れ>が重要であると考えて、 惜しいものもあったが、敢えて削除したのである。 削除したものの中に、村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチに 関する文章もあった。 以前、ブログで書いたものと重複する部分が多いが、 書き足したところもある。 それをここで公表しておくことにしたいと思う。 政治的な現在、文学的な立ち位置 さて、村上春樹についての文章で書を締めくくろうとしていたとき、その村上春樹がエルサレム賞を受賞との報があった(二〇〇九年二月十五日)。このエルサレム賞受賞に関しては、賛否両論があった。イスラエルによるガザ攻撃の直後ということもあり、かれがど

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  • 多様性という虚構。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2009.03.16 多様性という虚構。 (8) カテゴリ:ヒラカワの日常 4月に講談社から発刊される予定の『経済成長という病』(仮)の中の一文。 まあ、こんなことを毎夜だらだらと書いているわけです。 でも、もうひと踏ん張りといったところだ。そして、仕事に戻る。 私は、経済的な打撃とそれが生み出した社会不安や格差の拡大という現象は確かに大きな問題だが、経済成長至上主義が人々に与えた心理的な影響、それによってこの十数年に起きた効率主義、合理主義に対する盲目的な信仰は将来に計り知れない禍根を残すのではないかと心配しているのである。 人々の心理に及ぼす影響は、徐々にしかし、確実に目に見えるようにその姿を現す。たとえば、教育の場面で、労働の現場で、家庭の中で。 繰り返すが、どのような経済システムを採用しようが、そこには必ずプラス面とマイナス面がある。だから、日が現在陥っている状況のすべての責任を

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    mnishikawa
    mnishikawa 2009/03/17
    経済成長という病
  • 村上春樹のスピーチ。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2009.02.18 村上春樹のスピーチ。 (53) カテゴリ:ヒラカワの日常 村上春樹のエルサレム賞受賞に関しては、賛否両論があった。たとえば大阪の「パレスチナの平和を考える会」は、かれに受賞を辞退するよう求めていた。 賞を辞退すべしの論拠は、この賞をスポンサーしているのがエルサレム市であり、エルサレム市長から賞が手渡されるその式典に村上春樹が出席することは、イスラエルによるガザ虐殺の犯罪性を隠蔽することに加担することになるというものであった。 勿論、村上春樹の小説や、洩れ聞こえてくるかれの言動から、かれがガザ虐殺(こう呼ぶべきものだとおもう)のような行為に対して同意を与えてはいないということは明らかである。だからこそ、市民運動の立場から見れば、その村上さんが、無辜の犠牲者の敵が贈る賞を嬉々として受け容れるべきではないということになる。 この賞が「社会における個人の自由」を標榜しており、

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  • 小さな経済に宿る神 (オリジナル)掲載。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2008.11.11 小さな経済に宿る神 (オリジナル)掲載。 (9) カテゴリ:ヒラカワの日常 11月1日付朝日新聞夕刊(大阪)に一文を寄稿した。 タイトルは『生活感が宿ってこそお金だ』巨額の資金が踊る金融危機に思う 新聞掲載ということで、校閲があり元々の荒削りの文章とは 少し異なったものになっている。 以下はそのオリジナルのほうである。 どちらも俺が書いたものであり、違いは微細な部分に留まるが、 俺の体臭は勿論こちらの方に色濃く漂っている。 巨大な経済に潜む闇と、小さな経済に宿る神 サブ・プライムローンの破綻に始まった金融崩壊と世界同時不況。状況は日々変化しており、専門家の言うことも楽観論悲観論こもごもである。「資主義の暴走が引き起こした現象であり、世界恐慌の入り口に立っている」と誰かが言い、「米国は日と違って素早い対応をしているので、十年かかった日ほど時間はかからないだろう」と

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    mnishikawa
    mnishikawa 2008/11/12
    お金の価値は、小さな経済のほうに宿っている。
  • リーマンの破産、擬制の終焉。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2008.09.16 リーマンの破産、擬制の終焉。 (12) カテゴリ:ヒラカワの日常 リーマン・ブラザースが、チャプターイレブンの適用を申請のニュース。 テレビも新聞も大騒ぎである。 だからなんだというのだ。(と、前にも言ったけど) 金で金を売り買いして肥えてきた会社が、 金で躓き、金に行き詰ったという話である。 勿論、世界は混乱するだろう。 一般消費者も、景気の後退の影響を受けるだろう。 だが、この混乱はモノやサービスを媒介しない 欲得と欲得の交換が巨大過ぎるビジネスになったときにすでに はじまっていたと思うべきなのだ。 この度の米国経済の破綻は、 信用の収縮と呼ぶべきものではなく、行き過ぎたお金への信仰が、 欲望が再生産を繰り返して作り上げた幻影に対するものでしかなかった ということが露呈したに過ぎない。 最初から信用というようなものは無かった。 信仰は、幻影には実体がないと分かった

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  • 出口なし。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2008.08.29 出口なし。 (6) カテゴリ:ヒラカワの日常 29日の毎日新聞夕刊によると、消費者物価が2.4%も上昇したとある。 16年振りの高水準だそうである。 一般企業の労働者ならびに、派遣労働者などの所得水準は上がっていないので、 相対的には所得下落と同じである。 こういった渡世でも儲けている奴はおり、自分の所得だけは しっかりと確保している富裕層もあるので、所得格差は拡大するばかりである。 中小・零細企業は、大手企業の生産調整と、消費者の買い控えによって 前年比20%から、業種によっては90%の落ち込みだそうで、 俺の周囲を見渡しても、これは実感できる数値である。 どうも、げんなりする社会が出来上がりつつある。 2000年ごろから、グローバリスムは直感的にも原理的にも、もたない、 新自由主義的な改革には、実効的にも、文化的にも 病的な金銭フェテシズムに侵されたよくないものが

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    mnishikawa
    mnishikawa 2008/08/30
    無力感
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