2013年8月1日、麻生太郎副総理兼財務・金融相は、ナチス政権を肯定したとも解釈されかねない自身の発言を撤回した。発言の真意と異なる形で誤解を招いたことを「遺憾」と表明し、ナチスを肯定する意図はなかったとしている。 【その他の写真】 問題の発言は29日、当時の世界で最も民主的とされたドイツのワイマール憲法がナチス政権下でいつの間にかすり変わっていたことについて、「あの手口に学んだらどうか」と述べ、国内外で批判の声が広がった。その後、麻生副首相は発言の真意が「十分な国民的理解、議論のないまま憲法改正が進んでしまった悪例として挙げた」と説明。ナチスを例示したことを撤回した。 問題発言には中国外交部が非難の声明を出していたが、この発言撤回後も中国紙が噛みついてきた。 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は、“中国版ツイッター”(微博)で運営する公式アカウントを通じ、「発言は撤回すれば済む