――ニンテンドースイッチの作品としては『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』がありましたが、完全新作としては今回の『ポケットモンスター ソード・シールド』が初作品となります。そのあたりを踏まえて、とくに注力した部分をお教えください。 大森 ニンテンドー3DSに比べ、ニンテンドースイッチでは、解像度が大幅に上がりました。それにともなって、我々がチャレンジできる表現の幅も格段に広がったわけで。そんな中で、まず考えたのが“大きさの表現”です。解像度の上昇により、小さいモノがより細かく表現できるようになり、大きなモノとの対比ができるようになったのです。 ――なるほど、描画能力が高まり、表現の幅が広がる、とお聞きすると“大きなモノをより大きく”と思ってしまいがちですが、むしろ小さなものをしっかりと描けるようになることで、表現の幅が広がるわけですね。そうし