鉄球は、知る人ぞ知る野球マンガ『アストロ球団』でも使用されました。 宇野球一は、カミソリの竜の殺人X打法を破るために、三段ドロップの練習に励んでいました。 ところがうまく曲がらず、何度投げても、バッター役の上野球二を直撃するばかり……。 そこで総監督のシュウロは、球一に野球ボール大の鉄球を渡します。 「この一球が、三段ドロップを完成さすか!? かれを殺すか!? 天国と地獄の命綱だ――っ!!」。 野球ボール大の鉄球とは、重量1・4㎏。野球ボールのほぼ10倍です。 変化球は、ボールが大きいほど曲がりやすく、重いほど曲がりにくい。 通常の10倍も曲がりにくい鉄球で、三段ドロップを決めた球一は見事です。 ここでも『巨人の星』と同じように、やり過ぎるくらいがんばってこそ、成果は期待できるという思想が表れていますね。 この『アストロ球団』には、もっとすごい特訓もいろいろ出てくるのですが、忘れられないの