同志社の創設者・新島襄の旧邸の一般公開が1日から始まった。1878年(明治11年)、当時としては珍しい和洋折衷の邸宅として建設され、京都市有形文化財に登録されている。邸宅内の家具も文化財として登録されており、年間約5000人が訪れる。 新島の友人J.M.シアーズの寄付によって建てられ、内部は白と茶を基調としたデザイン。土間のないダイニングキッチ、フローリング、洋式トイレなどの「洋」と、ドアの上にはめ込まれた障子、部屋の間仕切りに使われた襖、箱階段などの「和」が美しく調和している。 設計者、施工者は明らかになっていないが、当時の同志社教員で医師・宣教師であったW.テイラーから助言を得て、新島自身が設計したとも伝えられている。外観は、17、18世紀米国やアジアの英国植民地で見られたコロニアルスタイルの洋風であるが、造りの基本は和風の寄棟住宅。 邸宅は、3〜7月、9〜11月の毎週水・土・日曜日(