マサチューセッツ工科大学(MIT)とトロント大学の研究者グループが、手ブレにより失敗した写真を補正する画像処理技術を発表した。 この技術は、写真が撮影されたときの手ブレの軌道を推測するアルゴリズムに基づいている。この軌道を使うことで、ぼやけた画像の大半を修正できる。この手法は万能とはいえないが、MITとトロント大学の研究者グループは、この技術を使ってさまざまな画像サンプルの補正に役立てた。 一つの例は、黒と白と赤褐色の羽根をもつ鳥の写真で、その足がほとんど識別できないほどぼやけているというものであった。これに画像処理を適用すると、足だけでなく、目の周りの黒い斑点や黒い羽根に混じった白い模様、またその他の細部までが見えるようになった。 「自然画像統計が手ブレ画像を補正するのに利用され、成功したのは初めてのことである」と、MITの研究リーダーであるRob Fergus氏は、先週のコンピュータグ
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