ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (3)

  • 「クエイ兄弟 - ファントム・ミュージアム - 」 (神奈川県立近代美術館 葉山)

    幻想的、不可思議、哲学的、病的、魔術的、悪夢、叙情的…クエイ兄弟のアニメーションの代表作『ストリート・オブ・クロコダイル』(1986年)は、多様な印象を与えます。それは彼らがヨーロッパの文学や音楽、美術やグラフィック・デザイン、建築やダンス、オカルトや病理学などに広く典拠しながら、複層的な美の世界を創り上げているからです。 一卵性双生児として1947年にペンシルヴァニア州ノーリスタウンに生まれたクエイ兄弟は、フィラデルフィア芸術大学(PCA)に進学して、「ポーランド・ポスターの芸術」展(1967年)を目撃し、東欧の文化芸術に強く魅せられます。その後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)でイラストレーションを専攻し、東欧の文学や音楽にも一層親しみながら、アニメーションの制作を始めます。 『人工の夜景―欲望果てしなき者ども』(1979年)以降、彼らはロンドンを中心に、コラージュ

    「クエイ兄弟 - ファントム・ミュージアム - 」 (神奈川県立近代美術館 葉山)
  • スティーヴ・マックィーン 展 (エスパス ルイ・ヴィトン東京)

    エスパス ルイ・ヴィトン東京の10回目のエキシビションでは4月26日(土)より、世界で高い評価を得ているイギリス人アーティスト、スティーヴ・マックィーン(Steve McQueen)による個展を開催いたします。 スティーヴ・マックィーンは1969年、イギリス・ロンドン生まれの映像アーティスト兼映画監督。大学在籍時より短編映像作品を中心に制作活動を始め、これまでにターナー賞(1999年)、大英帝国勲章のオフィサー(OBE、2002年)やコマンダー(CBE、2011年)など、数々の栄誉を手にしています。彼の作品はロンドンのテート・ギャラリーをはじめ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、シカゴ美術館、パリのポンピドゥーセンターなど、世界中の美術館に収蔵。2008年には映画『ハンガー(Hunger)』を発表し、長編映画監督としても活動を開始。最新作『それでも夜は明ける(12 Years a Sla

    スティーヴ・マックィーン 展 (エスパス ルイ・ヴィトン東京)
  • 「たよりない現実、この世界の在りか」展 (資生堂ギャラリー)

    目【め】は、アーティスト荒神明香、wah documentらによって組織された現代芸術活動チームです。一般募集したアート作品のアイデアを実現に移す表現活動体wah documentのメンバーである南川憲二と増井宏文が、荒神のアイデアを実現すべく2012年より活動を始めました。目【め】として東京で初めてとなる展では、資生堂ギャラリーを異空間に変容させる新作インスタレーションを発表します。私たちは重力のある世界で当たり前のように暮らしていますが、子供の頃、地球が丸いと聞いて落ちることなく留まっていられるのを不思議に思った経験は、荒神だけでなく誰にでもあるでしょう。普段意識しないこうした視点から自分の存在を捉えると、広大な宇宙空間に引き込まれずにここに存在していることは実に不可思議です。しかし、こうした状況こそが現実であると言えるでしょう。展では、そんな「たよりない現実」に目を向ける機会とし

    「たよりない現実、この世界の在りか」展 (資生堂ギャラリー)
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