今、僕は語ろうと思う。 もちろん問題は何ひとつ解決していないし、語り終えた時点でもあるいは事態は全く同じということになるかもしれない。結局のところ、文章を書くことは自己療養の手段ではなく、自己療養へのささやかな試みにしか過ぎないからだ。 ~「風の歌を聴け」より~ 「風の歌を聴け」の表題の意味・・・・それは、僕にとって、まるで宙に浮かぶ細かい光の塵のように、言葉にならない漠然としたイメージを形作っていた。ある評論を読むまでは。 ここで、ある1冊の本から僕が非常に共感できる部分を紹介したいと思う。それまで、僕が思い描いていたイメージは大きく間違っていなかったものの、この評論により、『漠然とした「もや」でしかなかったものが、もう少し明瞭に輪郭を現せた』・・・そんな感覚を受けた。 (コージ) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 「作品構造から作家論へ 村上春樹」
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