カテジナ・ルース。 「機動戦士Vガンダム」の登場人物であり、架空のキャラクターでは私が最も共感する女性の一人です。今回は少々長くなりますが、彼女についての考察を行いたいと思います。 宇宙世紀0153年、ウーイッグ特別区に住む特権階級の令嬢であるカテジナは17歳。金狂いの父と色狂いの母を軽蔑し、何よりもその二人の娘でしか無い自分に対して苛立ち、彼女に憧れる不法居住者、主人公ウッソ・エヴィンとのメールのやり取り等をして気を紛らわせていました。 そんなある日、マリア主義を掲げるザンスカール帝国により彼女の故郷ウーイッグは空爆を受けます。ちなみにマリア主義とは簡単に言うならば「母なるものを大切にする」という趣旨であり、人類は宇宙の中で特別な存在では無く、あくまで生物の一種である事や、宇宙での生活が主となる時代においても虚栄心などの愚かさを捨てきれないでいる事の不毛さを教え諭すものであり、男性主導の