ネットに限定される話かもしれないが、最近、企業に体育会系的なノリを持ち込むことが、嫌われているように感じる。 休日に部署対抗のソフトボール大会でもやろうものなら、社員は「休日を潰された」と感じるし、研修でマラソンや、山登りをすることがわかると「こんな会社に入るのではなかった」とまで感じる新入社員もいる。 (とはいえ、この手の研修は自己啓発的な要素を含んでいるので、そっちのほうが問題視されているのだろうが) さて、フリープログラマという一日中部屋に閉じこもる仕事をしている筆者だが、意外にも学生時代は運動部に所属し、あまつさえ部活の部長すら務めたことがあるという、バリバリの体育会系の出身である。 20年以上前の話だが、体育会系のノリや風習には一通り従ってきたので、大体のところは知識として知っているつもりだ。 ここでは、体育会系組織が持つ、集団統治の「システム」を紹介しながら、そこに現代人が抱く