似たもの夫婦という言葉があるが、あまたの家族調査によれば長年連れ添った夫婦は確かに性格傾向が似ているらしい。「一緒に暮らしているから似てくる」のか、「元々似ているもの同士が結婚した」のか、その理由についても研究が行われている。 米国ミシガン州立大学の心理学者が1296組の夫婦を対象に調べたところ、陽気さ、陰気さ、慎重さなど大部分の性格傾向は同居年数には関連せず、どうやら「元々似ているもの同士が結婚した」可能性が高いと結論づけている。 ただ、「攻撃性」は一緒に生活しているとだんだん似てくるらしい。片方が攻撃的だと売り言葉に買い言葉方式でパートナーも攻撃的になるとのことで、「似たもの夫婦」は必ずしも「おしどり夫婦」とはならないようだ。 睡眠習慣についてはどうだろうか。長年生活を共にしていれば、寝起きの時刻や体のリズムも徐々に近づいていくのではないだろうか? 私たちが行った調査結果では、答えは「
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