拳銃の実弾を盗んだと濡れ衣を着せられた警察官。奈良県に約355万円の賠償命令です。 奈良地裁は賠償金額について当初、約297万円としていましたが明白な誤りがあるとして、9月1日付で355万円に訂正しました。 奈良地裁は「今後も適正な裁判手続きを行っていくよう引き続き努めてまいりたい」とコメントしています。 【取り調べの音声】 (取調官)「時間かけてもしゃあないからな。どうせアウトやからな。ほんまアウトやねん。はっきり言うたらな、もうお前やねん」 これは実際に行われた取り調べの際の音声です。去年1月、奈良県警奈良西署が保管していた実弾5発を紛失したと発表。直前に拳銃庫を点検していた男性巡査長(20代)は実弾を盗んだ疑いをかけられ、連日、長時間にわたり自白を強要する取り調べを受けました。 【取り調べの音声】 (取調官)「やりましたでええわ。やりましたでいこう、ほんなら」 (男性巡査長)「やりま