1912年、キリスト教伝道師としてインドに着任したシング牧師は、妻と二人で私費で孤児院を開設し、ジャングルの村々に点在する孤児たちを引き取り養育を行った。 1920年9月、シング牧師はミドナプールから数十キロ南西にあるゴダムリという村に到着した。 そこでシング牧師は村人たちが"お化け"の噂話をしているのを耳にした。"お化け"は足が人間のようで、頭が幽霊のように恐ろしげだったと言う。 10月8日、シング牧師はお化けが出るという洞窟に望遠鏡を持ち監視を始めた。 翌日の午後5時ごろ、シング牧師が息を凝らして見守っていると、穴から子連れの狼がぞろぞろと現れた。そして、狼の後ろからまさに"お化け"としか言いようの無いものが2体現れた。 それは、手・足・体は人間のようであったが、頭は黒いボールのようなもので肩と胸がすっぽりと覆われていた。目はギラギラと輝き4本足で走り、飛び跳ねた。しかし、よく見ると顔