本書は母親の苦労を見て、自分自身も大変な人生を歩んできて、今まさに娘の反抗期に直面している西原理恵子が、「女の子が生きていくために、どんなことを考えやったほうがいいのか」ということを伝えている本だ。 男性(男の子)に対しては「ぼくんち」という傑作が既に出ている。 ぼくんち【上中下 合本版】 (角川文庫) 作者: 西原理恵子 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2016/08/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 考えさせられる部分が多いので、章ごとにメモをとりながら感想を書いた。 [:contents] 「はじめに 私が女の子だった頃」 「私の田舎はとても貧しくて、子どもの頃、私の友達は大人たちから本気で殴られていた。貧しさからくるどうしようもない怒りや悲しみは、暴力になって、一番弱いものにいく」 「ぼくんち」の世界観は誇張でも何でもなく、