米首都ワシントン(Washington, DC.)の国務省前を歩く妊婦(2010年8月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/Tim Sloan 【12月11日 AFP】プラスチック製品や化粧品、芳香剤などに含まれるごく一般的な化学物質に、妊娠期間中に高レベルでさらされた女性の子どもは、そうでない子どもよりも知能指数(IQ)が低くなる傾向がみられたとの研究論文が、10日の米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された。 研究によるとフタル酸ジブチル(DnBP)とフタル酸ジイソブチル(DiBP)の痕跡が高かった母親の子どもは、同物質に低レベルさらされた母親の子どもと比べて、IQが平均で6ポイント低かったという。 この結果を受け、研究チームは妊娠中の女性に対し、芳香剤や洗濯乾燥機用の柔軟剤シートなどの香料入り製品への暴露を制限し、プラスチック容器に入れて電子レンジで食品を温めたり
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