今回は、なかなかわかりにくい dpi の説明が主体。 アナログ(銀塩フィルム)とデジタルの間の橋渡し、およびデジタルの基礎として大変重要な 事であるが、残念ながら、99%の人はこれがわかっていない。 そして、これが理解できないと、デジカメの何百万画素、とか言う画素数の必然性についても 理解できていないに等しい事となってしまう。 「デジカメ買いたいんですが、800万画素と600万画素とどちらが良いのですか?」 と質問する前に。あるいは、そう聞く人にアドバイスする前に、この記事を熟読したまえ。 電卓必須である。しかしややこしい計算は何も無い、掛け算と割り算のみの「算数」である。 ---- 最初に、dpi とは、何か? これは「ドット・パー・インチ」つまり、「1インチあたりに何ドットの解像度があるか?」 という意味である。 勿論、1インチは 2.54cmである。 ちなみに dpiはppi (ピク
尊敬に値するカメラ。基本的に露出計内蔵のフルマニュアル・メカニカル機。横走り布幕シャッターで速度は1/1000秒まで。歴史的には日本(世界?)初の分割測光機という意味を持つのだが、むしろ、造りの丁寧さや操作性の良さの方が目を引く。特に追針式の露出計の使い心地は非常によい。また、プレビュー機能も、いったんボタンを押すとシャッターを切るまで絞られていて便利。ファインダーも比較的明るく大きい。視野率94%もまずまず。700g超のフルメタル・ボディはやや重く感じるが風格があるし、安定性・操作性も非常によい。使っていて幸福になれるカメラだ。 ●欠点 気になった点は、レンズ着脱ボタンが非常にわかりにくいこと(ネジにしか見えない)とシャッター音が大きすぎること。脱着ボタンはわかってしまえば何でもないが、パシャンという大きな金属音は少々問題かも知れない。横走り布幕シャッターとしては異常に大きいのではないか
ロシア製トイカメラの代表作として、日本でも極めて有名な製品となっ てしまった、GOMZ-LOMO社製のSMENA(スメナ)8M、通称スメハチである。 スメハチは、トイカメラブームの先鞭を付けたマシンと言っても過言では 無いであろう。今やネット上の通販はもとより、大手の書店までもが、こ のスメハチを販売している。しかも、いつ見ても品切れの店が多いので、 驚いてしまう。確かに実売価格6,000円前後という安さと、トイカメラと しては出色の写り具合を経験すれば、人に勧めたくなってしまうのは当然 とも言える。 SMENAシリーズの出現は1952年にまで遡る。この年に初代モデルが登場 してから現在に至るまで、非常に多くの機種が発売されてきた。その流れ をまとめると、以下のようになる。1952年から1992年の期間中に製造され たSMENAシリーズの総生産台数は、10,000,000台を越えると想定さ
こんにちは、フジフイルムの柴田と申します。技術担当として「NATURA CLASSICA」の開発と評価に携わってきました。 「NATURA CLASSICA」の発売が遅れておりますが、発売を心待ちにしてくださっている当ブログの読者の皆さんには、発売までの間、少しでも「NATURA CLASSICA」の優れた特長を知っていただきたく、いくつかの比較作例をご用意しましたのでご紹介していきたいと思います。 さて、「NATURA CLASSICA」の最大の特徴は、新たに2倍ズームが付いたことで、撮影の楽しみ方が一層広がった点です。その一方で、広角側がF2.8で、レンズがやや暗くなったことを心配される方もいらっしゃると思います。そこで、はじめに「NATURA S」(F1.9)と「NATURA CLASSICA」(広角側F2.8)で撮った写真を比べてみましょう。 〔ノンフラッシュ撮影~広角~の比較〕
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く